
北海道大学で行われた、日本物理学会第79回年次大会において、最近新しく開発に成功したScカペラサイトの磁性に関する口頭発表を行いました。
Scカペラサイトは、歪みのないカゴメ構造を持つ物質で、強磁場磁化過程では1/3磁化プラトーが観測されました。
まだ小さな単結晶しか得られていないので、大きな単結晶を育成し様々な物性測定ができるように励みます。
今回は北海道大学における開催ということで、運営の仕事をお手伝いしました。
大きな大会の運営に学生のうちに関わり、学会を一つ開催することの大変さを実感できたことは、とても貴重な経験だと思います。
物理学会の運営の皆様、大変お世話になりました。
「新規カペラサイト型量子カゴメ反強磁性体ScCu3(OH)6Cl3の磁性」
加藤萌結*、鳴海康雄、松下能孝、萩原政幸、吉田紘行
「CaBe2Ge2型構造に発現する電荷密度波秩序の微視的研究」
今布咲子*、加藤萌結、濵畑隆太、内藤和泉、田端千紘、中尾裕則、吉田紘行、網塚浩